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カシオがブラジル進出=独自ブランド販売拡張を

ニッケイ新聞 2009年2月4日付け

 株式会社「カシオ計算機」は今年一月、販売子会社「カシオブラジル」(島田宣彦社長、資本金四十五万レアル、従業員数五人)をサンパウロ市パライゾ区に設立した。中南米最大のマーケットであるブラジル国内での販売拡張を目指す。
 同社は〇六年、米国マイアミに「カシオラテンアメリカ」、昨年は「カシオメキシコ」を設立し、中南米地域での販売体制強化を進めてきた。
 大ヒット商品「G―SHOCK」(腕時計)など独自ブランドの価値向上や、日本では主力商品であるデジタルカメラの販売を広げるため、代理店と連携、マーケティング活動を強めていく考えだという。
 昨月三十日に来社した島田社長は、「ローカルブランドが多いブラジルでカシオ製品の業績を伸ばしていきたい」と意気込んでいる。