ニッケイ新聞 2009年2月6日付け
PAC(経済活性化計画)の六二%が埃を被っていると批判されたことでロウセフ官房長官は四日、活性化計画の活性化を打ち出す千三百億レアルの資金補強を発表。「資金難で計画が頓挫したのではなく、計画は推進されている」と反駁したことを五日付けエスタード紙が報じた。
PACの進行状況に懐疑的な国民の誰もが関心を持つ、「(次期政権に引き継がれるはずの)五千二十二億レアルのPACが続行されるため、大統領選に臨む意欲があるか」を問われると、官房長官は顔を引きつらせた。
ルーラ大統領後継者としての引き立てに関わらず支持率は伸びず、カリスマ性と器としての適性が疑問視されていた官房長官は、「その答えは、私の口からは、拷問に掛けても聞き出すことはできない」と答えた。
「PAC継続のための後継者に私が適任か否かは、全く別の話である」と神経質に返答した。ルーラ大統領の後継者選びで失言をしないように訓練された話法だ。