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東西南北

ニッケイ新聞 2009年2月10日付け

 カーニバルがいよいよ間近になってきた。サンパウロ市での恒例行事の一つ、ガビオインス・ダ・フィエルのショッピ祭りが十四日などとアナウンスされたと思った途端、夏の豪雨。金融危機の煽りで衣装調達や山車の完成が遅れるチーム続出に加え、サンバチームの一つアギア・デ・オウロは洪水で衣装や楽器なども台無しにされた。
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 七日も集中豪雨となったサンパウロ市南部では、妹を逃がした五二歳の姉が倒れた家具の下敷きになり自宅内で溺死という事故も起き、近くの公園造成工事のせいだと抗議発生。排水溝の汚泥除去や貯水池建設が加速される様子はないとの報道もあるが、欧米の寒波や豪州の熱波などの異常気候は今後も頻繁に繰返すとの八日フォーリャ紙報道が事実なら、早急な洪水対策も必至。市民から苦情の出る工事に水害対策不備では、USP工学部卒で同窓スタッフが多いカサビ市政が泣きそうだ。
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 リオ市北部のアビービスで六日未明、軍警と市警のケンカが、市警が胸に被弾し死亡の他、一八歳の女性客も頭部に被弾し即死の結果を招いた。また、翌日もやはり北部で、麻薬密売者同士の抗争の流れ弾で軍警一人と一四歳の妊婦が死亡。サンパウロ州では人口流入の多い海岸部で殺人増加の報告もあるが、リオ市北部も人の動きが大きく、人間関係稀薄などの問題あり?
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 リオ市では二月十日~三月十五日、「シコ・メンデスのいない二〇年」と題し、同氏の生涯や業績紹介の展示や講演、映画、劇などを開催する。会場は環境博物館(www.jbrj.gov.br)で、入場は無料。開館時間は火曜~日曜の十~十七時だが、二月十五日の日曜日とカーニバル期間中は閉館となる。