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補足年金基金=90%が運用に失敗=目標に達せず将来に問題が

ニッケイ新聞 2009年2月11日付け

 金融危機のために年金基金の九〇%が〇八年度の目標額を達成していないことが判明したことを、SPC(補足年金統制局)が九日に明らかにしたと十日付けフォーリャ紙が報じた。
 同局は年金基金三百七十社が管理する年金ファンドのうち六十種のファンドは、将来行きづまる可能性が高いことが判明したという。
 SPCは今年、これら危険域に至ったファンドの資金運用と経過で、どのような投資と利益算出を行ったか、また欠損の内容を取り調べる。
 〇八年の資金運用は、どこも厳しかった。最も堅実と思われていた確定利付き信託投資ですら資金の一〇%以上を投じたところは損害を受け、将来への問題を残した。
 OECD(経済開発協力機構)の統計では、先進国の年金基金が一様に二〇%の欠損を出した。

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