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地方自治体社会保障院債務=20年期限決済へ延長=布施で大統領選へ市長結集
ニッケイ新聞 2009年2月11日付け
ルーラ大統領は九日、昨年十月の地方選で当選した市長三千五百人を招き、地方自治体のINSS(社会保障院)に対する債務百四十億レアルの決済期限を、二十年に延期する包括案を公布する意向を表明と十日付けエスタード紙が報じた。
これまでの債務期限は六十カ月であった。それが二十年(二百四十カ月)払いに延期されたため、既に不払い宣言をしていた地方自治体も救われることになった。
大統領は市長らを集め、資金難克服のため団結を訴え、社会福祉事業を連邦と州、市の共同作業で行う提案をする。その指揮を採るのが、後継大統領候補に推されるロウセフ官房長官だという。