ニッケイ新聞 2009年2月13日付け
新聞購読者数が減っているのは世界的な現象。その点、コロニアの邦字紙が先を行っているのは周知のとおりだが、最近〃珍しい〃話を聞いた。
リベルダーデのあるバンカで弊紙ポ語版が売り切れた。文協選挙で会長立候補を表明している小川彰夫氏が一面を飾ったものだが、店主曰く、「売り切れることは滅多にない」。
複雑な思いだが、選挙への関心が高まっていることを正当かつ嬉しい形で知ったというわけだ。
評議員有志を中心とした「コロニアの将来を考える会」では先月末、小川氏を囲んで会合を開き、今週は体制側の意見も聞くという。
過去二回の選挙を経験しているだけにお互いが戦略的になり、動きが表面化していないが、評議員立候補申請を取りまとめる動きもあるようだ。
ともあれ、今月二十日の申請締め切りが最初の山場となる。 (剛)