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ブラジル人女性暴行=伯外務省、国連へ抗議=外国人排斥とブラジル人差別に

ニッケイ新聞 2009年2月14日付け

 スイスのデューベンドルフ市在住のブラジル人パウラ・オリベイラさんが、ネオナチらしき男性三人に暴行を受け流産したことで、アモリン外相は十二日、犯罪が外国人排斥であり当局のそっけない対応を遺憾とし、同政府と警察当局の納得行く誠意ある措置を求めた。
 外相は十二日、在チューリッヒブラジル領事館へ電話で、当局の捜査に同行し徹底解明を指示した。EUでは八カ国で外国人排斥運動の悪化が報告され、被害が続出しているので事態は重大であるとしてブラジルは次の手段を打つ考えだ。
 ブラジル外務省は、外国人排斥が確認されたら国連人権局へ正式に抗議をする意向を表明した。スイス政府には、ブラジルとの外交関係を重要視している様子が見られないという。スイス警察の当直官二人は十二日、病院に被害者を訪問し、誠意を欠いた対応について謝罪した。

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