ニッケイ新聞 2009年2月17日付け
ヴァロール・データは二月一日、ブラジルのコモディティ八大農産物が一月に、十二月の平均最高値を上回る価格で取引されたと発表したことを二日付けヴァロール紙が報じた。
九月に表面化した金融危機のためにコモディティ市場は昨年十二月まで低迷し、需給の法則が機能しないまでに落ち込んだ。その相場が持ち直したのは、アルゼンチンの干ばつと中国の需要回復といえる。
価格好転のトップは大豆で、一月に前月比一四・二九%増のブッシェル当たり九・九七四五ドルにつけた。小麦の値上がりは、前月比九・四九%。トウモロコシは七・一一%。
同率ではないが、コーヒーや砂糖、オレンジ・ジュース、綿、カカウ(カカオ)も便乗して値上がりした。