ニッケイ新聞 2009年2月17日付け
ジャルバス・ヴァスコンセーロス上議(PMDB=民主運動党)が週刊誌「ヴェージャ」の記者会見に答え、「PMDBには党の綱領も政策提案も指針もない。PMDBは公金横領に群がる盗人の集団だ」と発言したことで党執行部は十六日、同上議の処罰是非を検討すると十六日付けエスタード紙が報じた。
同党幹部のエドアルド・クーニャ下議(PMDB)は「同上議はPMDBが不満なら、出て行くべきだ」と除名を促した。エンリッケ・アウヴェス下議も「これまで酷評して、PMDBで何をしているか」と本人自らの離党を求めた。
同上議によれば「上下両院の議長選挙における政治駆け引きが邪道だ」というのだ。PMDB長老格のペドロ・シモン上議は「同上議の意見は、真実で私も同感である」と弁護した。
ただ盗人集団はPMDBだけでなく、PT(労働者党)もPSDB(民主社会党)もDEM(民主党)もみんな同じだと付け加えた。違いは、大泥棒とコソ泥で盗む額が異なるだけという。