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ヴェスコンセーロス上議=「暴言はうっ憤晴らし」=党は見逃して取り合わず

ニッケイ新聞 2009年2月18日付け

 【既報関連】PMDB(民主運動党)執行部は十六日、「盗人集団」発言で党を侮辱したというヴァスコンセーロス上議(PMDB)の処分を審理したが、判決は「うっ憤を晴らしただけ」という判断になったと十七日付けエスタード紙が報じた。党内は不完全燃焼でガスがくすぶっているので、不満分子の暴言は見逃すらしい。
 同上議の政敵はサルネイ上院議長とカリェイロス上議のコンビで、その政治手法が癪に障るらしい。テメル下院議長も、PMDBの汚職体質を認めている。しかし、それで神経をすり減らすには及ばないと思っている。
 ヴァスコンセーロス上議は、矛先をPMDBからルーラ大統領へ向け「盗人の同居人だから、あちこちから分け前に預かっている。泥水をよく漉して、上水だけを飲む」と批判した。