ニッケイ新聞 2009年2月18日付け
沖縄県人会で編集を進めてきた住所録が完成し、現在会員に配布している。製作部数は四千部。費用は、カンピーナスでグラフィカを経営する県系人が寄付として無料で引き受けたそうだ。同会ではさらに、写真集やポ語版移民史のほか、県人会会報「協和」の発行も予定。移民百一年目は出版ラッシュになりそうだ。
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コロニアの耳目を集める文協選挙。体制側の栢野定雄氏と戦後一世派の谷広海氏が組み、一騎打ちとなれば小川氏に非常に不利となりそう。勿論これからどういう展開になるかは分からないが、各派とも慎重で過去二回の選挙でかなり〃学習〃しているようだ。ともあれ、全てのスタートは、評議員選挙立候補締め切りの今月二十日だ。
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二年前に沖縄県人会が会員向けに導入した、各種の割引が受けられる医療カード。一昨年と昨年で計一万五千枚のカードを作った。関連があるかは分からないが、導入前は約二千二百だった会員が導入後は二千五百まで増えたそうだ。利用状況について定期総会で出席者から質問があったが、与儀会長の返答によれば、苦情もなく、好評との声もないため分からないとのこと。そのため同会では今期はカード契約をせず、様子を見るという。