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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2009年2月20日付け

 「国際交流」という言葉をよく聞くが、学生同志が運営、連携して事業にあたる例は少ない。
 その代表的な団体が世界百カ国、八百の大学に委員会を持つ世界最大の学生特定非営利活動法人「アイセック」(http://aiesec.jp/index.html)だ。
 日本からは、年間二百五十人ほどが海外の企業やNGO団体で二カ月から一年半の研修しているというが、アジア、アフリカが主だとか。
 このたび日本支部から二人の学生が来伯、「ブラジルとも関係を築きたい」とUSPの学生らと活動している。
 一九六二年創立の同支部だが、ネットワークがほとんどないらしく、「どこから始めていいのやら…」とため息まじりに話しつつも、受け入れ先の企業を探している。
 彼らの活動が実り、将来的に日伯経済交流の裾野が広がればいいのだが。 (剛)