ニッケイ新聞 2009年2月21日付け
ブラジル修養団連合会(桜井仁会長)が主催し、日本の保坂正志講師が約一カ月間に渡って行った講演旅行を終えるにあたり、桜井仁会長、蓮沼芙美雄総務と共に新聞社を訪れた。
保坂講師は「全ての講習会で、みなさんが元気よく挨拶し、ノリよく講習会に参加しくれたのが印象的だった」と満足そうに語った。「日本の活動では得られない青少年指導があり、これがブラジル修養団の素晴らしさです」と日伯間の指導方法の違いを指摘した。
「子供達が良い思い出を作るために協力してくれる皆さんが、非常に献身的で深く感動した。婦人部の食事もおいしく大変感謝している」と謝辞を述べた。
「日本人としての美徳が日系社会にはある。ここでは社会全体が修養団の指導方針を実践しているようだ」との感想も。
「見たもの、聞いたもの、ブラジルで習得した事、一世の方の大事なメッセージを日本に伝えたい」との意気込みをあらわした。
蓮沼総務は、「講師が若くて、今まで以上に生徒との親睦が深められた感じ」と強調。「恥ずかしがり屋が多い日系の子供達が、今回の講習会でボランティア精神を培い、明るく人前で堂々と振舞うようになった」と振りかえった。
桜井会長は、「講演会には多くの来場者があり、将来のリーダー育成に有意義だった」と今回の講師来伯を総括した。