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ミナス州マリア・ダ・フェ=国産オリーブに成功=地場産業で10年後、本格生産

ニッケイ新聞 2009年2月26日付け

 ミナス・ジェライス州マリア・ダ・フェ市のミナス農事試験場は十七日、これまで輸入に頼っていたオリーブが十年後、純国産に替わると発表したことを十八日付けエスタード紙が報じた。
 同市は、ミナス州で最も寒い地域にある。農事試験場は街路や広場にオリーブの苗を植え、同市をオリーブの町と宣伝し、地場産業に役立てたいと考えている。
 同試験場の農場では一年前、初めてオリーブの収穫を行った。これまで南リオ・グランデ州やウルグアイ国境でスペインやポルトガルと同じ気候と土壌の場所を探した。
 ブラジルは年間、六万トンのオリーブと三万五千リットルのオリーブ油を消費する。南米ではアルゼンチンとチリで栽培される。オリーブの栽培には、一時期寒気が必要だ。それがマリア・ダ・フェに揃っている。
 注意すべきは、セイロン・オリーブ。見かけは全く同じだが、味は渋く、食すると顔面がしびれる。未熟のバナナを食べたような感じがする。食用にはならない。