ニッケイ新聞 2009年2月26日付け
沖縄県人会で最大規模の琉球芸能イベント「さんしんの日」が今年も、三月一日午後一時からサンパウロ市の同県人会館(トマス・デ・リマ街72)で開催される。知念直義実行委員長、仲村善正副委員長と高江洲義栄会計が案内のため来社した。
古典音楽、民謡から舞踊、筝曲、エイサー太鼓などジャンル・流派を超えて琉球芸能関係者が総出演する同イベントは、沖縄で毎年三(さん)月四(しん)日に開かれている琉球芸能祭にならって始まったもので、母県では今年十七回目を数える。
ブラジルでは今年が四回目。昨年は県人移民百周年記念事業に向けた資金造成芸能祭として実施され、好評を博した。
今回は古典音楽、琉球民謡四団体の伯支部が共催し、筝曲、舞踊、太鼓の五団体、留学・研修生OB会「うりずん」が協賛、県人会と協和婦人会が後援する。
当日は午後七時ごろまで開催され、のべ四百人以上が出演して舞台を彩る。そのほか、先月本紙でも紹介した、二百年前の琉球王朝時代のものとされる三線も展示される予定。協力券は十レアルで、前売り・当日券ともに販売する。
知念実行委員長は、「沖縄文化の普及、継承というさんしんの日の精神にのっとり、親睦を深めたい。ぜひ足を運んでほしい」と来場を呼びかけた。
問合わせは沖縄県人会(11・3106・8823)まで。