ニッケイ新聞 2009年2月27日付け
文協の評議員選挙立候補締め切り日に事務局が停電、これから始まるドラマの幕開けを妖しく彩ったが、ようやく二十六日、百三十四人の候補者名(本面トップ参照)が発表された。
二千四百会員の手元に投票用紙が届くのは、来月一週目だが、問題は選考基準。各候補の顔が見えないだけに、「友達だから」「名前を聞いたことがある」が理由になる人気投票になりがちだ。
文協の諸問題に対する立場などが少なくとも分かればいいのだが、こういう配慮のなさも「会員無視」の声の下地となっているのだろう。
約三割にあたる三十九が団体・企業の法人会員。遠方の文協や県人会の候補も多いことから、全伯、日本に繋がるうねりを作ることも不可能ではないが、それも後ほど決まる執行部次第。
コロニアのカーニバルは始まったばかり、四月末まで続くー。 (剛)