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Farc人質解放=米人幽閉手記を刊行=ベッタンクルト女史を批判
ニッケイ新聞 2009年2月28日付け
Farc(コロンビア解放前線)に五年間幽閉された元人質の米国人三人の一人ケイス・スタンセル氏が、CIA(米中央情報局)のスパイであることをFarcへ密告したのは、先に解放されたイングリッジ・ベタンクルト女史だという暴露記述のある幽閉手記『Out of Captivity』を刊行し反響を呼んでいる、と二十七日付けAFP通信が報じた。
幽閉中、同女史は食料を横取りしたりノートを隠したり、告げ口などをして自己保身を図り、利己主義であったというのだ。彼女と比較するなら、Farcのメンバーの方が人間らしかったと回想した。他の二人は、水に流したようだ。
幽閉心理学の専門家は、平時に異常時の出来事発表も正常ではないと評した。人質は解放後、残された同僚への配慮と異常環境下の出来事は語らない。狭い場所に男女が就寝するので、動物の雑魚寝同様だ。Farcは逃亡を試みると鎖で動けないようにしたり、死の行軍を強いたりするので、極限の状況下に耐えられないものは発狂するという。