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市中金利引き下げ=銀行利息の監督へ=国税庁が70人のチーム結成
ニッケイ新聞 2009年3月5日付け
国税庁は二日、金融機関と傍系企業が顧客から徴収する金利を調べるため監督官を三・五倍に増員と三日付けフォーリャ紙が報じた。
ブラジルの金利が高いとする批判に応えるため、七十人からなる監督官チームを結成。これまでは高利貸しなどを取り締まる経済警察に一任していたが、僅か二十人の捜査官では手が回らなかった。
インフレの元凶は、高利を貪る金融機関だと国税庁監督課長のエンリッケ・フレイタス氏がいう。監督官は四月末に選考し発表。国税庁は、パロッシ前財務相につながる一派を一掃するため、大規模な人事異動と方針変更を行った。