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広がる山形サッカー交流=鶴岡東高からチーム来伯

ニッケイ新聞 2009年3月7日付け



 山形県鶴岡市の鶴岡東高校サッカー部から、十七歳以下の選手ら十九人が今月下旬に来伯し、ブラジルのチームと親善試合を行う。
 これは、昨年一月に山形県の羽黒高校チームを迎えて行われた親善サッカー大会で優勝したニッポン・カントリークラブが、七月に同県鶴岡市で開催されたサッカー交流祭に招待参加した際、訪問団長の国井精さんが提案したことがきっかけで実現したもの。
 以前ブラジルから鶴岡東高に留学したOBがアチバイアに住んでいることから、滞在中は同市を中心に各地で試合に参加する。
 一行は二十四日に着聖。アチバイア市でブラジルの少年チームと試合した後、ニッポン・カントリークラブでも同チームほか数チームと対戦。トレーニングや観光などを行い三十一日に帰途に着く予定。
 滞在中はサンパウロFC対パルメイラスの試合観戦などもする予定。「日本では見られない本場のサッカー、応援の雰囲気を感じてほしい。子供たちは今から楽しみにしているようです」と国井さんは話す。
 なお昨年の山形サッカー交流祭でニッポン・カントリーは、四県のチームと対戦して七勝二敗二分の好成績。同祭には、今年もブラジルからチームが招待される見込みだという。
 羽黒高校との交流事業が広がって実現した、このたびの鶴岡東高チーム来伯。国井さんは「若者の交流が続いていけば」と話している。