ニッケイ新聞 2009年3月11日付け
YOSAKOIソーランに興味のある人、やろうかどうか悩んでいるグループの方、是非ご連絡ください――!
〇七年七月の着任後、全伯各地でYOSAKOIソーランの指導にあたってきた嶌原まさ子JICAシニアボランティア(大阪府)が、残りわずかとなった滞在期間中の普及活動に意気込みを見せている。
「北はマナウス、南はクリチバ、ノルデステの海岸都市もほぼ周りました」。ブラジル全土に約百あるとされるグループの約半数を精力的に訪ね、指導、振り付けなどを行ってきた。
「各地ともに印象深くドラマがあった」と笑顔で話し、そのなかでも六、七〇代の女性を中心にしたグループの奮闘ぶりが思い出深いという。
ブラジルの全体の印象として、踊りに対する意欲や目的意識の高さを挙げる。愛好者の多い台湾、アメリカと較べても「レベルは高い」。
実際、〇七年の『第五回YOSAKOIソーラン大会』の優勝チームであるグルッポ・サンセイが本場北海道の大会に特別出場、高い評価を得たことは記憶に新しい。
嶌原さんとともに九日に来社した浜崎マルセリーノ・ブラジルYOSAKOIソーラン協会会長は、第七回大会が七月二十六日の正午から、「ビア・フンシャル(Via Funchal/Rua Funchal, 65 Vila olimpia)」での開催が決定したことを報告、多くの団体の参加を呼びかける。
実は嶌原さんの滞在予定は六月末。「練習成果の発表の場である大会を見届けたい」ことから、現在一カ月の延長を申請中だ。
「帰るまでの期間、どこであろうと万難を排して駆けつけます。週末の指導は早めに知らせて欲しい」と呼びかけている。
問い合わせ・予約は同協会(電話=11・3541・1809)、メールは、yosakoisoran@gmail.com まで。HPは、www.yosakoisoras.org.br