コラム　オーリャ！

ニッケイ新聞　２００９年３月１１日付け

　先日リベルダーデに近い某県人会で入居者が引越し荷物を会館前の車に積んでいたところ、積み終えたところを強盗にピストルを突きつけられ、車ごと持ち去られる事件があった。白昼堂々の犯行である。
　幸い車が近くの警察署前を通った際に職務質問を受け、犯人が車を置いて逃走するという少々間の抜けた事態となり、荷物・車とも持ち主に戻ったとか。
　今回は出る人が狙われたが、短期滞在者などが泊まる機会も多い県人会では、大きな荷物を抱えた人が出入りするため目をつけられやすい、とも言える。ちょっとした油断から、後味の悪い結果になりかねない。
　不景気が治安の悪化をもたらしているというような話は今のところ聞こえてこない。が、大学の春休みや新学期のブラジル滞在で来伯する人が増えるこの季節、注意してほしいものだ。　（ま）