ニッケイ新聞 2009年3月12日付け
十一日付エスタード紙に、コーヒー栽培地(カフェザル)では、人手不足と経費削減の必要から機械化が進み、機械を持たない人には貸し出しもとの記事。移民としてカフェザルに入り、土作りから収穫まで手作業だった人達には、今は昔の感も強くなる話か。
◎
トッカンチンス州アラグアナンで九日、結核の疑いで入院して死亡した農夫の遺体取替え事件が発覚。上背はあるが痩せ型だった農夫の遺体は、封印すべきとの病院側指示で、棺を閉じた状態のまま墓地に運ばれたが、棺が小さくて重いことを不審に思った遺族が開けることを決心。現れた別人の遺体を見た会葬者の驚いたこと。真相解明まで遺体は墓地に据え置きというが、漂うのは事件の匂い? それとも…。
◎
南大河州ポルト・アレグレの会社で働くルシエン・レイスさん(54)とルシエン・リーマさん(22)は、知り合った時からなぜか気が合う間柄。ある日、レイスさんが、フランス系のルシエンという名前の正しい発音を教えようとしたことから話が弾み、名前の由来などを聞くうち、かつての恋人が生んだ息子と判明。二人とも驚いたが、これだけ似ていればDNA鑑定は不要という二人。二〇年以上の時を経、親子としての新たな歩みが始まった。
◎
新年度の授業開始から一カ月近いサンパウロ総合大学とサンタカーザ医科大学の第四次合格者一四九人の氏名が十一日に発表された。合格者は十三日までに手続きをする必要がある。その他の大学でも、合格発表が続いている一方、FuvestやUnicampでは一〇年の入試のための指定図書も既に発表。高校や大学受験に向けての取り組みは既に本格化?