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ホンダがバイオ燃料2輪車=世界初、ブラジルで販売へ

ニッケイ新聞 2009年3月12日付け

 【共同】ホンダは十一日、穀物や木材などを原料とするバイオエタノールとガソリンを混ぜて使うことができるオートバイを世界で初めて開発したと発表した。ブラジルの子会社が今月中旬から同国内で発売、年間二十万台の販売を計画している。
 バイオエタノールを一〇〇%使うと、ガソリン一〇〇%のときと比べ、二酸化炭素(CO2)の排出量を三%削減できる。混合する比率は柔軟に変えられるという。穀物生産大国のブラジルはバイオエタノールで走る4輪車が新車販売の約九割を占めるなどバイオ燃料の供給体制が整っており、同国内での発売を決めた。
 発売するのは「CG150 TITAN MIX」で、計三タイプあり、価格は六千三百四十―七千二百九十レアル(約二十六万―三十万円)。排気量は150cc。