ニッケイ新聞 2009年3月12日付け
リベルダーデのファグンデス街とガ・ブエノ街を通り抜けるギャラリーにあるロッテリアに先日、白昼堂々七人組の強盗が入った。約二万レアルを奪い、目撃者によれば悠々と徒歩で逃走したという。サンジョアキン街でも強盗未遂があるなど、一見平和そうに見えるリベルダーデもここ最近、強盗が多発。買い物などで訪れる方も注意が必要だ。
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十日付け本紙で「全伯鳥居リスト」を掲載、個人所有のものを含めれば五十以上あると紹介したところ、「私の町にもある」との読者の声が十一日だけで三件も寄せられた。その三都市はソロカバ、カッポン・ボニートとソロカバナ線のパラグアスー・パウリスタ。ソロカバとカッポン・ボニートの鳥居は百周年の記念事業、パラグアスーの場合は写真まで持参してもらった。いったい全部で何基になるのか、こちらが把握していないだけでまだまだありそう。ぜひ「わが町自慢の鳥居」の情報を編集部(11・3208・3977)まで寄せてほしい。
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「行ってきます」と話し帰国した鹿児島研修生の三人は、「こんなに良い経験をさせてもらった県人会へ、日本でも何かしら手助けをしていきたい。そしてブラジルのことを伝えたい」と今後の抱負を語る。研修生受け入れを「あと五年だけ」と断言する園田昭憲県人会長。今まで会長自身が研修の資金面を全て負担していることに「県人会の名でやるのはどうか」との外部からの辛口意見も。しかし日本語教師が不足している日本語学校にとっては救世主だとか。今後の体制をOBや県人会、県が一体となって考えてゆくべきでは。