ニッケイ新聞 2009年3月13日付け
旧チエテ移住地(現ペレイラ・バレット市)のベラフロレスタ出身者の懇親会が二十九日午前十時からサンパウロ市のブラジル日系老人クラブ連合会会館(シケイラ・カンポス街134)で催される。案内のため、世話人の井上寛之さん(76、代表)と久保マサコさん(86)が来社した。
ベラフロレスタはペレイラ・バレット中心の第一市街地から約十八キロ離れたチエテ移住地第二市街地と呼ばれていた場所。
当時、同地の医者はペレイラ・バレットに一人いただけで、乗合バスも日に一便。「入植したころはマラリアやアメーバにかかってたいへんでしたよ」。母親が産婆をしていたという井上さんは「遠くからも来ていましたね」と振り返る。
同懇親会は毎年一回実施され、今年で二十回以上になる。「割合よく集まるんですよ」と久保さんが話すように、昨年は八十人、一昨年は百人ほどが出席したという。
今年も食事を囲んで懇談するほか、八十五歳以上の高齢者表彰、ビンゴなども行なう予定。「久し振りに会う人たちだから、お話を楽しみたい。ぜひお誘いあわせの上ご参加ください」と一行は呼びかけた。
会費は十五レアル(七歳以下は無料)で、一品持ち寄り。飲み物は会で準備する。
問合わせは世話人まで。連絡先=5031・2022(井上)、4747・7795(満生)、4416・1106(菊池)、4362・3173(松田)、3209・1709(矢野)、3208・1072(久保)、3208・9931(倉内)。