FIESP・CNI=サンパウロ州の解雇23万6500人=CNIはすでに非常時体制
ニッケイ新聞 2009年3月14日付け
サンパウロ州工業連盟(Fiesp)は十二日、金融危機が表面化した〇八年十月からサンパウロ州工業界が二十三万六千五百人を解雇と発表したことを十三日付けエスタード紙が報じた。サンパウロ州工業界では〇八年九月の就労者二百五十八万人が、二月末には二百三十五万人に減少した。
解雇が雇用を上回り始めてから五カ月目になる二月の解雇は四万三千人で、前月比で二・〇九%も雇用が減った。二月としてはFiespが統計を取り始めた一九九四年以来で最悪だ。
しかし、三月は解雇が鎮静化する兆候があると、フランシーニ統計主任がいう。三月上旬、経営者の信頼感指数が五〇・二ポイントに達したからだ。十二月上旬の同見通しは、三四ポイントであった。
これは経営者が、地平線に何か明るい兆しを見たということだ。回復の兆候とするのは、市場に活気とするものが五八・九ポイント。売上げ回復が、五四・六ポイントとあるからだ。
市場に活気が蘇り売上げが回復すれば、雇用も回復が四七・七ポイントとなっている。〇八年中は長期にわたって六〇ポイントとしたのにはまだ及ばないが、十一月の四〇ポイントよりはよい。
三月の見通し予測は難しいが、指標によれば安定見通しといえそうだ。もし悪化しても、過去数カ月よりは緩和と見ている。そのような環境でも、製靴は三百四十六人を採用した。他の業種は七十七人に過ぎない。
全国工業連盟(CNI)の調査では、加盟する四百三十一社の八〇%が不況対策を講じたとしている。五四%は、解雇または下請けを解約。五三%は、新規採用を中止。三二%が集団休暇。二七%が当番制を採用。九%が勤務時間削減と減俸。
四一%が対策手配済みというが、五九%は情勢が悪化すれば再調節が必要だといっている。CNIのモンテイロ会長は、加盟企業はすでに非常時体制を採り、恐慌を前提とした経営をしているので、大きな変化はないとしている。