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コンゴーニャス空港=滑走路拡張で打診=寝耳に水の住民がパニック

ニッケイ新聞 2009年3月17日付け

 ジョビン国防相とセーラサンパウロ州知事、カサビサンパウロ市長は昨年十一月、コンゴーニャス空港の滑走路を一千百メートル拡張する計画を話し合った。これまで何ら文書による接収計画がなかったので住民や商店主は、単なる噂を思っていた。
 環境省の現地調査委員会が一月二十九日、接収計画地の住民へ打診のため通知書を送ったことでショックとなっている。接収価格は、合計で五億レアル。一戸当たりの接収額は、とても買い替えなどできない金額。
 接収予定地は滑走路往復二車線のジャバクアラ側でジェオルジェ・コルビジエル大通りまで。そこには二千戸があり、六千四百人が住んでいる。住民は、ゴンゴーニャス空港の閉鎖と移転または、小型機のみの空港とすることを要求する考えのようだ。