ニッケイ新聞 2009年3月17日付け
国外就労者情報援護センターの佐倉輝彦専務理事(68、福岡出身)が二年の任期を終え、今月三十日に帰国する。それに先立ち十四日、CIATE主催の「在日ブラジル人に関するフォーラム」終了後の午後七時すぎから、ニッケイ・パラセホテルで送別会が開催された。
二〇〇七年四月に着任、多忙な日々を送った佐倉専務理事と睦子夫人の帰国を惜しみ、招待客約六十人が参加。二宮理事長から感謝の言葉、上原幸啓・文協会長から送別の言葉と共にオメナージェンのプラッカが手渡され、会場は大きな拍手に包まれた。
森口イナシオ援協会長の発声で乾杯。食事を囲んだ後あいさつに立った佐倉専務理事は、「任務を遂行できて幸運だった」と二年を振り返る。
CIATEには帰国したデカセギによる社会保険、特に年金に関する相談が多いという。
睦子さんは、「土日も働いて本当に仕事に来ただけのよう」と言いつつも、「意義ある仕事をさせていただき、また素晴らしい方々と出会えて感謝」と充実した日々を振り返っていた。