ニッケイ新聞 2009年3月17日付け
任期を終えて今月末に帰国するCIATEの佐倉輝彦専務理事。来伯前も、厚生労働省の外郭団体「ニッケイズ」で七年間、南米からの労働者の相談窓口に立つなどデカセギらを支えてきた経験を持つ。帰国後も地元千葉市で国際交流協会の外国人就労者向けの相談コーナーなどで「ボランティア活動したい」と抱負。
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先日知人宅に知らない男性から、「息子が事故を起こした」と突然の電話。いわゆる振り込め詐欺だった。電話の最中にその息子と連絡がつき、未遂に終わったが、犯人グループの電話口には女性も〃出演〃するなど、なかなか凝った手口だったようだ。下火になってきたかと思っていたが、まだまだ続いている様子。不審な電話には落着いた対応を。
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昨年六月に発生した岩手・宮城内陸地震では、ブラジルからも県人会の呼びかけで母県に義捐金が送られたのは記憶に新しい。隣国パラグアイでも日本人会連合会が中心となって日系団体、日系農協中央会などに義捐金を呼びかけ。昨年十二月十六日付けのパ国邦字紙「日系ジャーナル」によれば、一万ドルにのぼったという。義捐金は海外日系人協会を通じて岩手、宮城両県に送られ、両県知事から受領書、礼状も届いたそう。