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フェラス・デ・ヴァスコンセロス=不況を知らない町=Sebraeの指導で町興し
ニッケイ新聞 2009年3月18日付け
サンパウロ州大サンパウロ市圏のフェラス・デ・ヴァスコンセロス市商工会議所は十三日、金融危機の影響が同市に及んでいないと表明したことを十六日付けジアリオ・デ・コメルシオ紙が報じた。
同市はモジ・ダス・クルゼスSebrae(中小企業支援サービス機関)の指導でアルミ産業(NSA)のプロジェクト(PAM)を立ち上げた。PAMに参加したのは八グループ。参加各社は過去二年に、売り上げを三三%増やした。不況が懸念される〇九年も、業績は順調と見ている。
プロジェクト開始は〇七年二月。アルミ関係の二十社と下請け五社で始めた。プロジェクトの最大目的は、零細企業の合理的経営と競争力の確立であった。しかし、研究と工夫を重ね、ついて来たのは八社であった。
同市の雇用は、二年で三四一%も増えた。Sebraeは、同プロジェクトを作成し、参加者を養成するため、二万五千レアルを投じた。次の抱負は、同市を〃アルミニウムの町〃フェラスにすることという。