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サンパウロ市美化計画=電子店が立ち退き=サンタエフィジェニア街を接収
ニッケイ新聞 2009年3月19日付け
サンパウロ市議会は十七日、コンピューターなどの部品で御馴染みのサンタエフィジェニア街を含むルース区の接収を賛成五票、反対四票で決定と十八日付けジアリオ・デ・コメルシオ紙が報じた。
サンパウロ市の美化計画をうたった市条例87/2009は、民間企業の手に接収を委ね、地元商店の猛烈な反対を押し切って強行するらしい。市議会法制委員会の意見も二分し、非正規雇用を含め無数の従業員が就労するサンタエフィジェニア商店街の反対運動も熱気を帯びている。
ルース区はかつての売春街から麻薬密売のたまり場に変り、さらに電子部品のメッカへ様変わりしたが、環境改善の声が常にあった。接収は都市計画と美化のためとはいえ、有無をいわせない強制立ち退きらしい。
サンタエフィジェニア街の接収で、五万人が失職し、五千の電子店が閉店する。商店主は美化計画に合わせ店の改造設計を市へ提出したが、拒否された。地主やテナントは、不動産や営業権を接収企業への強制売却になるのか懸念している。