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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2009年3月20日付け

 ブラジリアであった領事当局間協議。領事局長が訪伯、説明したこともあり、ブラジル代表者は「在留ブラジル人に施策を講じた国は日本だけ」と高く評価したという。
 ハローワークの外国人相談員の増員や日本語教育が主だが、あくまで短期間。日本人でも苦しい状況だけに、国民感情を考えれば、対応の難しさが滲みでる。
 伯日議員連盟会長の飯星ワルテル下院議員が東京で十七日に行った記者会見で「ブラジルの国内雇用状況が良好でない」ことから、在日ブラジル人に対する日本語や職業教育を後押しする考えを発表した。
 本国から帰国を望まれないデカセギの心情も複雑だが、領事局長は両政府の関係が強化される可能性を期待する。
 それが唯一の光明だが、最大のブラジル人社会がある浜松で六割が失業中との調査もあり、夜明けはあまりに遠い。 (剛)