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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2009年3月21日付け

 援協が建設を進める福祉センターの募金銀行口座へ、今週十七日に五万レアルもの大金が匿名で振り込まれた。この匿名の男性は「私も年老いてきて、何か社会のために尽くしたいと思った」と語っていたそうだ。
 寄付という形の期待や応援がコロニアから届き、良い意味で「援協の責任が重くなってゆく」と森口イナシオ会長。
 福祉社会の拠点として一新を試みる援協に期待すると同時に、コロニアが求めるのは何か? 一世が少なくなってきている今、それをよく考えて早めに実行に移すことが求められる。
 この男性が話した「年老いてきた」という言葉には、誰もが安心して老後を暮らせる日系社会を望む気持ちが込められている。今まで会費を払い続けてきた七十五歳以上の人は、名誉会員にして会費を無料にするなど、検討してみてはどうか。
 (親)