ニッケイ新聞 2009年3月25日付け
警察が偽札作りに加担? 連警や前軍警、前市警ら七人が企業家などへの恐喝や暴行容疑で摘発され、五〇〇万レアル分の偽札も押収された。企業家達は脱税なども行っていたというが、警官荷担の犯行増加は恐ろしい。法の番人までが私利私欲に走って犯罪を犯すなら、一体誰が国民の生活を守るのか。
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秋風に肌寒さも感じるこの頃、二十二日フォーリャ紙に、痛みや寒さを感じない親子の記事があった。金属工の父は痛みを感じないため、無数の火傷の痕を残しながら、手袋もはめずに働き、娘の方も同じ体質を受け継ぐ。遺伝性で治療法がない場合や、病気により痛覚を失った人は、加減することを知らず、とんでもない事故に巻き込まれる危険も。時には避けたい痛みだが、効用は計り知れない。
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大統領選予備調査で、アエシオ・ミナス州知事抜きの場合、セーラサンパウロ州知事支持が四一%、ジルマ官房長官は一一%。セーラ知事抜きでアエシオ知事出馬なら、アエシオ知事一七%でジルマ長官一二%。各々に場合のPSBのシロ氏支持は一六%と二五%、PSOLのエロイザ氏支持は一一%と一七%。セーラ知事はミナス州でも得票できそうだが、サンパウロ州でのアエシオ知事支持は一四%のみとの記事も。大統領選が話題に上る機会が確実に増えてきている。
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サンパウロ市東部のゴミ分別所が、悪臭やネズミなどの問題に直面と二十四日アゴーラ紙。市内一五カ所中、イタケーラとイタイン・パウリスタの二カ所の名前が挙げられているが、周辺住民は窓や扉を開けておけず、毒を撒いても、あっという間にネズミや虫が戻ってくるというもので、市側の対応は急を要するようだ。