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貿易収支=辛うじて黒字保つ=専ら一次産品、二次三次は後退

ニッケイ新聞 2009年3月26日付け

 産業開発省は二十三日、国際的不況のなか懸念された貿易収支が好転し、三月三週間の累計で十億四千万ドルの黒字と発表したことを二十四日付けジアリオ・デ・コメルシオ紙が報じた。
 今年一月の貿易収支は、五億二千四百万ドルの赤字で始まり心配されたが、三月第三週までの累計では二十二億八千万ドルの黒字を保っている。昨年同期比では一・八%落ち込んだだけで済んだ。
 三月の輸出を見ると、好調なのは、鉄鋼石や綿花、大豆、煙草などの原料ばかりで、前年同期比一一・六%増の活況ぶりだ。加工品は前年同期比二七・四%減。期待の航空機や靴、自動車などの輸出が振るわないため。
 皮革や大豆油、セルローズ、アルミニウムなどの半製品も二四・一%減の後退だ。