ホーム | コラム | 大耳小耳 | 大耳小耳

大耳小耳

ニッケイ新聞 2009年3月26日付け

 次回の県連ふるさと巡りは九月。アマゾン入植八十周年式典の三会場訪問を中心に行われるのは既報の通り。ところが、ツアーを組んでいるサービス・グローバル旅行社によれば、「皇室ご来伯の可能性もあり、現地式典の開始時間が二転、三転している関係から、出発日時が当初の十六日から一日早まった」という。十五日午後にサンパウロ市を出発し、夜中にベレン到着。そのままバスに乗って、十六日早朝にトメ・アスーに着くように調整されている。しかも、参加者数は通常百人程度だが、今回はすでに百四十人に膨れ上がっており、みんなで盛大に祝う八十周年になりそうだ。
     ◎
 四月から半ラーメン無料キャンペーンを始める鉄板ハウス「弁慶」だが、松田社長によれば、実は以前から特別企画として、ヤキソバ・プレミアム(約八百グラム)を三杯食べると無料、というキャンペーンも行っている。メニューにも書いてない裏企画だが、すでに三人も完食者がでているという。うち二人が日系で、残りが非日系。三十分以内に食べきる時間制限がある。なお、料金は三杯分先払いで、完食したら返すという。「みんな一杯目は余裕、二杯目から冷や汗、三杯目には恨めしそうな目で見られます」とか。大食い自慢の孫に挑戦させる?!
     ◎
 今年は日本メキシコ交流四百周年。メキシコでは二月に実行委員会を設立、日本側でも二十七日に設立総会が開かれるという。外務省サイトによれば、交流のはじまりは一六〇九年、フィリピン諸島総督ロドリゴ・デ・ビベロ一行の船がヌエバ・エスパーニャ(当時のスペイン領メキシコ)へ帰国途中、現在の千葉県御宿町に漂着し、村人に救助されたこと。徳川家康にも謁見し、翌年、家康が造って与えた船で帰国したという。現在サンタカタリーナで初めてブラジルの地を踏んだ若宮丸の四人について調査が行なわれているが、こちらの方も日伯交流のはじまりとして両国で盛り上げてほしいところ。