ニッケイ新聞 2009年3月27日付け
経済活性化のための自動車のIPI(工業税)減税に続き、スプレッド金利(調達金利と顧客から徴収する金利差)を抑制する目的で、政府は金利に対するPIS(社会統合基金)とCofins(保険融資納付金)の減税を検討中と二十六日付けフォーリャ紙が報じた。
発表は三十日に行う予定。スプレッド金利に対するPIS・Cofinsの負担は四・六五%に過ぎないことで、金利引き下げによる経済効果は期待できないとする関係者の意見が多い。
スプレッド金利を引き下げるには、銀行の強制預託金を減額し、金利に対する税金をできるだけ減らすことだと銀行側はいう。