ニッケイ新聞 2009年3月27日付け
サッカー研修のため中沢サッカー・スタースに滞在中の山口アントニオさん。サンベルナルド・ド・カンポ市出身の二世で、九〇年に訪日後、地元の社会人チームでプレーした経験も持つ。滞日十八年あまり。来社した折にも流暢な日本語で説明してくれたが、子供時代にサンベルナルドの文協で勉強したことが役に立っているという。「あの頃は親にムリヤリ行かされていたけど、今では感謝していますよ」と話していた。
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職を失い、地域住民から食料支援を受けたデカセギらが、「お返しに」と町の清掃活動をしたという。日本のメディアが報じた。行ったのは岐阜県可児市のブラジル人グループ「SEMA」で、今回二度目。貰うだけでなく、できることをやるーこのような活動が少しでも広まれば、互いの理解を深め危機をチャンスに変えることもできるだろう。
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家族は身代金を払ったのに、九十六日間も誘拐監禁されていたセシリア・キヨコ・ヨコハマさん(58)が二十三日夜、死体で発見されるという悲しい事件が起きた。二十五日付けアゴラ紙によれば、四人息子の一人、サダオ・エドゥアルドさん(33)は「最後に母の声を聞いたのは十二月三十一日、身代金を払ったすぐあと。これで全てが解決したと思っていたのに」と肩を落とした。逮捕された犯人は、自分たちがヨコハマさんの店の客だったため、顔が知られているので殺したと供述。なんともやりきれない話だ。