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ニッケイ新聞 2009年3月31日付け

 二十八日にあった文協総会には、在聖総領事館の大部一秋総領事が出席したが、挨拶後、早々に退席。滞在時間約十分。JICA聖支所の千坂平通支所長は、名前を呼ばれることもなく、「何のために呼ばれたのか…」と首を捻るばかりだが、「日系社会の代表団体」を標榜する文協の総会出席者が百人以下という現状を見てもらういい機会となったのでは。
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 「昼までには終わるでしょう」―。過去に数度経験しただけに余裕を見せていた中島エドワルド文協事務局長。しかし、文協小講堂に張られたテロンに開票結果が映らなくなり、元々少なかった出席者も不満を洩らしつつ、退席。最終結果が出たころには数人に。コンピュータのシステムは外部の業者に委託したそうだが、聞けばごくごく基本的な技術上の問題だ。先月二十日の評議員立候補締め切り直前に停電になったのは想定外だが、今回は選挙の透明性にケチがつく結果となり、大チョンボ。
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 選挙前に会員の中から、開票の監査役五人を選出。指名役となった原田清選挙管理副委員長、「アキオさん、お願いします」と小山昭朗氏に呼びかけた。近くに座っていた小川彰夫氏が自分と思い、挙手して立ち上がろうとすると、「オガワアキオ、ノン!」と制した。民主主義とあまりにかけ離れた強行なやり方に小川氏、「もう少しで『何でいけないんだ』と聞くところだったよ」と苦笑い。