ニッケイ新聞 2009年4月1日付け
アマゾン入植八十周年の開始イベントとして、三月十四日午後八時からパラー州都ベレンの州立コンベンションセンターで「ミス日系パンアマゾニア」コンテストが盛大に行われ、米沢カミラさん(21、国立パラー大学医学部三年生)の上に、記念すべき栄冠が輝いた。
出場者は十五人、トメ・アスーやカスタニャール、ベレンなどから選り抜かれた日系美女ばかり。一千人以上の観客や応援団の前で、着物、水着などの審査を行った。
百周年の昨年に引き続き、第二回の今年も、優勝者はサンパウロ市で行われる全伯大会に出場できる。作年同様、日系タレントのケンジさんが司会を務め、賑やかに進行した。
主催した汎アマゾニア日伯協会(生田勇治会長)の堤剛太事務局長はニッケイ新聞の電話取材に答え、「応援団がすごくて、かなり盛り上がりました」という。
優勝の米沢さん以下、一位はカレン・鎌田・バレットさん(19歳、短大観光科卒業)、二位はサンドラ・かすみ・久島さん(17歳、予備校生)、ミス・シンパチアはカリーナ・高本さん(24歳・言語聴覚士)だった。
コンテストの後には、パラー州出身の全伯で人気の高いバンダ・カリプソのショーが行われた。
堤事務局長によれば、「中心の歌手が、用意したミニ着物を着て歌ってくれました。えらい気に入ってくれたみたいで、九月の八十周年式典にもぜひ呼んでくれ、といってくれました」と喜ぶ。
八十周年は景気よく始まった。次は五月中旬にサンパウロ市の文協で行われるアマゾン写真展、生田会長の講演会が予定されている。