ニッケイ新聞 2009年4月7日付け
リベルダーデ秋の風物詩であり、お釈迦さまの誕生日(旧暦四月八日)を祝う「花祭り」についていくつかー。
母親のマーヤ夫人が白像の夢を見た後に懐妊が分かったことからお稚児さんが白い像と行列し、ルンビニの園(現ネパール)での誕生時、天地が喜び、甘露の雨を降らせた伝説が、釈迦誕生像に甘茶をかける風習に繋がっている。
その格好は、誕生後に北に七歩歩いて天地を指差し、「天上天下唯我独尊」と言った伝説の姿を取っている。
その像を作る鋳物職人が地蔵を鋳るのにお釈迦様を鋳てしまったことが、「おシャカになる」との語源になったとか。
その職人が江戸っ子。火を入れ過ぎて、駄目にした時に「しがつよかった(火が強かった=四月八日だ)」と洒落ていたとは、「お富さん」じゃないが、お釈迦さまでも気がつくめえ。 (剛)