ニッケイ新聞 2009年4月8日付け
米国の大都市に見られる高級服飾品アウトレット(激安販売店)が六月二十五日、サンパウロ州イトゥペーバ市近郊ロドヴィア・バンデイランテスの七十二キロ地点に開店と七日付けエスタード紙が報じた。サンパウロ市で販売される価格の七〇%割引という会社のふれ込み。
サンパウロ市のグリッフェ(高級服飾品店)八十店の売れ残りや在庫一掃品、工場直売品のショッピング・センター。商品はどれも、世界的に有名なブランド品ばかり。名前は、アウトレット・プレミアム・サンパウロ。
ブラジルの業界スタイルは、米国の二番煎じと同社は見ている。しかし、服飾文化の世俗化は避ける。金融危機で売り上げが激減したサンパウロ市の小売店が、アウトレットに突破口を求めているのも最近の傾向のようだ。