ニッケイ新聞 2009年4月9日付け
大サンパウロ市圏環状道路ロドアネルの難所とされるビリングス湖とグアラピランガ貯水湖を通過し、マウアー市とレージス・ビッテンコート道を結ぶ南部区間は、十一月二十七日の完成を目指し突貫工事中であると六日付けヴァロール紙が報じた。
南部区間は全長六十一キロ、完成すると既に開通済みの西部地区三十二キロと連結する。これでペルースからマウアーまで、マルジナル・チエテを通らずに五十分で行ける。その間の通行料金は、一・二レアル。
サンパウロ市の渋滞地獄は、百キロメートルを超える。ロドビア八線と国道二線を結ぶことで、サンパウロ州とブラジル全国の連絡要路となっているマルジナル・チエテは、十一月から慢性渋滞が緩和される見込み。
南部地区は、総工費が三十六億レアル。工事は五社のコンソルシアム企業が請け負い、一万千人が就労している。