ニッケイ新聞 2009年4月10日付け
このところ、飲酒運転による事故が増えたと感じていたら、〇八年六月からの新飲酒運転禁止法と取締り強化で減少したはずの飲酒運転が、元の水準に戻っているという。〇八年七月は一・三%に減った飲酒運転が三月は二・六%に増え、〇七年七月の二・二%を超えたもの。保健省は懸念の色を隠せないが、サンパウロ市は〇・八%など、取締り継続などによる差が大きく、個人の常識や意志力だけでは抑止が不十分なことが判明した。
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サンパウロ市では六日から、テレフォニカのスピーディを使っているインターネット利用者の接続障害発生。テレフォニカは、外部からのハッカー侵入による接続コードの読み取り機能妨害が原因と九日に説明した。テレフォニカは八日には正常化したというが、実際には九日にも一部で問題が残った様子。最悪の状態だったという七日は、弊社でもメルマガが予定時刻に発送出来ず、購読者に迷惑をお掛けする事態も発生した。やっぱり三年連続苦情トップの企業?
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ボリビアのエヴォ・モラレス大統領が、自身の再選に絡む選挙法改正審議の遅れに腹を立て、九日からハンガーストライキに入ったという。二〇一五年まで大統領職に就くことを可能にするための改正案審議は、八日までに行われる予定だったもの。福田元総理のような退任劇にはなりそうもないが…。
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世界中の聖週間の様子を移した写真がサイトなどにも出ているが、この土、日は、サンパウロ州選手権準決勝など、サッカーの試合に釘付けになる人もいるだろう。精神的な問題で失踪騒ぎまで起こしたアドリアノ選手は、イタリアの所属チームから訴えられる可能性が出てきたとの噂も出ている。