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片肺飛行の簡易住宅=公約の3最賃以下は本当?

ニッケイ新聞 2009年4月15日付け

 「我が家、我が人生」がキャッチ・フレーズの簡易住宅計画は十三日、片肺飛行のまま離陸と十四日付けジアリオ・デ・コメルシオ紙が報じた。連邦カイシャ(貯蓄銀行)に購入希望者が大挙押し寄せたが、三最賃以下のクラスは準備不十分のため説明ができないという。
 多くの希望者と同じように教師のエリスヴァニアさんは授業を休んで、カイシャの行列に並んだ。カイシャは、市役所へ行って申請しろといった。市役所は区役所へ行けと。区役所はCohabのサイトで申請しろという。ランハウスへ行ったら、Cohabのサイトはまだ準備中。
 簡易住宅公団の受け付けはラルゴ・ジャポネースと聞いて、再度授業を休んで翌日未明に行ったが長蛇の列をなしていた。数時間かかって自分の番がきたが、説明は連邦政府と地方自治体の取り決め合議中のため、明日来いとたらい回し。
 市が抽選は受け付け順ではないから、走り回ってもムダだと通知をした。住宅需要が多く、予算はとても追いつかないと公団が告白。公約の三最賃以下の希望者は、果たして公団住宅に入れるのかと心配している。

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