ニッケイ新聞 2009年4月24日付け
パラグアイのルーゴ大統領に三人目の隠し子が二十二日、現れたと二十三日付けジアリオ・ド・コメルシオ紙が報じた。同大統領は神父時代から多くの子孫をもうけたようだ。
同大統領との子供をもうけたと主張する女性六人が、子息認知と扶養義務を求める同盟を結成したとの記事がでており、少なくとも子供が六人はいるようだ。
熱心なカトリック信徒であったダミアナ・M・アマリージャさんは同同盟を代表し、大統領は六人の子供の保護者として、一生その面倒を見る責任があることを法的に認定する申し立てを共同でする意向だと現地紙に語った。
ダミアナさんは大統領が聖職を辞した〇六年、サンローレンソ市で教会の福祉活動に従事中、大統領と知り合い恋仲に。大統領は不思議な人物で、理想とするタイプの男性であったという。ダミアナさんはその五年前、前夫と離婚。二人の子供をつれて離婚中であった。
六人のうち二人は大統領が聖職者であった当時、関係して妊娠した。ヴィヴィアナさんは三年前の十六歳の時、強引に関係をさせられ妊娠。その後彼女と子供は、首都近くに大統領が所有する住宅で暮らした。行商人のベニーナさんの子息は、六歳で長男になる。
同六人は、共同歩調を採ることで合意した。しかし、大統領の心労を煩わさず、スムーズに要求を受け入れてもらいたいといっている。