議員出張旅費＝本人のみ許可に不満＝下院議長が譲歩、審議へ

ニッケイ新聞　２００９年４月２５日付け

　国会議員の出張旅費規定を不満とする下議らの圧力でテメル下院議長は二十三日、議員本人のみ許可という下院施行令を下院の審議にかけることで譲歩と二十四日付けフォーリャ紙が報じた。
　旅費規定の審議は、二十八日の本会議で表決する予定となった。各党からも指摘された問題点は、親族（二十四日付け本紙二面では第二親等以降としたが、実際は議員本人以外すべて）や友人の旅費は本人負担とする条項にある。
　同下院執行令が適用されると、下院は独身者の集団という見方になる。下院審議では、変更を全て修正案として扱う。親族の旅費規制には、融通性を持たせるべきであったという意見が多い。同令は最終的に部分的廃案となる見通しが強い。