ニッケイ新聞 2009年4月25日付け
パロッシ前財務相は二十三日、リベイロン・プレット市のごみ回収を巡るゴミ・マフィアの結成で告発されていたが、ソウザ検事総長が最高裁に対し同告発を棄却するよう要請したため同件から解放されることになったと二十四日付けフォーリャ紙が報じた。
棄却の理由は、同氏の疑惑関与を立件する証拠が不十分であるという。最終決定は、最高裁の判断に委ねた。ほかにサンパウロ州検察局は二〇〇六年、同市の清掃作業で〇一年から〇二年に水増し請求があったとして前財務相の未決拘留を求めた。
一方、ルーラ大統領は二〇一〇年のサンパウロ州知事選でPT(労働者党)候補を推薦するため関係者に召集をかけた。同会議には、前財務相の他にオザスコのソウザ市長やハダジ教育相、スプリシ元サンパウロ市長などが集まる。