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ニッケイ新聞 2009年4月28日付け

 文協選挙で、いざこれから投票という肝心なときに「ケストン・デ・オールデン!(議事進行上の問題提起)」と手を上げたのが林アンドレ評議員。選挙規約に明記されていないシャッパ制に異議をはさむという根源的な問題提起に、居合わせた評議員らは開いた口がふさがらない。愛知県人会長時代にも何度もやってきたことなので、県連関係者は「またか」という表情。原田清選挙管理副委員長、渡部和夫評議員長も乱入して時ならぬ〃法律論争〃を繰り広げ、ただでさえポ語が苦手な一世はお手上げ。「おエラいさんが多い」ことだけは実感。
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 文協新会長に当選したばかりの木多喜八郎さんが二十七日午前、就任のあいさつに来社した。「今後ともよろしく」と笑顔を振りまき、「なにかあればどんどん私に言って欲しい」と語り、編集部員全員に握手する大サービス。文協会長が就任のあいさつに来るなど、かつてない。一同目を白黒させていたところ、木多さんの携帯の電話が鳴り、何の用事か長電話。白黒した目が点に。
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 〃本家〃ブラジルよりも早く、桜前線を追うようにして日本で黄イッペーが見ごろを迎えているようだ。中日新聞によれば、静岡県の「はままつフラワーパーク」で種から育てた十本のイッペーが、本州では最大級の十四メートルにまで成長。現在トランペット形の満開の花びらが地元の人の目を楽しませているという。デカセギたちも母国の花を見て心和ませていることだろう。