ニッケイ新聞 2009年5月6日付け
日本民謡協会ブラジル支部の第四十二回全伯民謡大会が四月二十六日、宮城県人会館で行なわれた。
マリンガやプレジデンテ・プルデンテなど遠方からの参加者をふくむ百三十人あまりが出場、観衆も含め約二百人が集まった。寿年から青年までの各カテゴリに分かれ、日頃の練習の成果を競い合った。
大会は、ジャカレイ市在住の加藤政則さん(63、北海道)が、二年間唄っているという「灘の酒作り祝い唄」で見事総合優勝を果たした。
「毎日カラオケをかけて練習しました」という加藤さん。ニッケイ新聞の取材に「夢みたいでびっくりしました」と喜びを表わした。加藤さんは十月、(財)日本民謡協会主催により両国国技館で開催される「民謡民舞全国大会」の内閣総理大臣杯争奪戦にブラジル代表として出場する。
各カテゴリの優勝者は次の通り。【寿年B】=坂川オノフレ、【寿年A】=大川知代詞、【高年】=中島光、【中年】=依田茂子、【壮年】=小渕トミ、【青年】=海藤洋平、【優勝者B】=村本千代子、【優勝者A】=赤堀正義、【再優勝者】=大田信子、【名人位争奪戦】=井上八郎、【総合優勝者(ブラジル代表)】=加藤政則。